初級者台導入後の感想
初心者・初級者のための台、略して『初級者台』を導入してから4ヶ月ほど経た感想です。
初級者台の詳細は以下の記事をご覧ください。
※『初心者』と『初級者』の定義は異なりますのでこの先ご注意ください。それぞれの定義は以下の記事の通りです。
※以下、代表の主観だらけのただの感想です。根拠がありませんので、これを参考にしようとしている方は『へぇ、そうなんだー』程度に読み流してください。
実際に、初級者台を希望する人は一定数現れて、その中には新規参加者も結構いました。ですから、いくらかの初心者・初級者層のニーズは満足させられたと考えられ、レベルに不安がある層の参加のきっかけを作るという当初の目的は達成できました。
初級者台利用者層のレベルは、フォアかバックのいずれかしかできない初心者から、基礎打ちの形ができている初級者まで様々でした。一見問題なく打てている初級者であっても、フォア・バックのラリーが長く続かなかったり、ツッツキが習得できていなかったりと、基礎打ちが安定しない様子が見られ、もしかしたら普段は強い人たちのペースに飲まれて、基礎打ちに時間を割けていない(相手のレベルにあった練習になってしまっている)乃至自ら基礎打ちの時間をとっていない(自分の好きな練習に気が逸れている)のだと思いました。初級者台にはスマッシュ等を禁じるルールがありますが、このルールが基礎打ちに集中できる一因になっていることに気づきました。以上から、初級者台がこの層の人たちが自分のペースで基礎打ちの練習がしやすい環境になっていると感じました。
初級者台の初心者と初級者の間でのレベル差は想定内の範囲に収まりました。また、初級者台に適さないほどレベルが高い人が間違えて入ってくることは一度もありませんでした。初級者台では物足りないと思ったら、次回から通常台に移るかどうか選択してもらえたらと思います。
他にも、初級者〜上級者が集まる当サークルにこれまで皆無だった初心者が来るようになり、初級者台の効果だったと思います。ある時には複数名の初心者が集まり、初心者同士の交流が見られたのは良かったです。
一方で、新たな問題が露呈しました。
一つ目は、欠席率(ドタキャン)が非常に高いことです。主催者側では、初級者台希望者の人数を元に初級者台の台数を決定するのですが、練習日直前になっての欠席率が他よりも高く、参加表明時には初級者台希望者が複数いたのに当日になって1人もいなくなることがありました。全員がきちんと『参加表明したら100%参加する・欠席なら初めから参加表明しない』ならばよいのですが。直前にバタバタしてしまうので、欠席率が高くても何とかなる仕組みにした方がいいなと思いました。主催者としてこれは反省しました。
二つ目は、定着しないことです。つまり、一回参加した後、定期的に通わない人が多いということです。通常台の中級者以上で定期的に通わない人がいるのは別に良いと考えています。でも、初級者台希望者のそれは問題だと初めて感じました。初級者台の目的である、個々人が上達することができない点も理由ですが、それ以上の理由は、人が集まらないからです。特にこの層は元々の人数が少ない上、自身と同レベルの人が周りにいないことを嫌がる傾向があるので、これは結構問題だと思います。6〜8人ほど集まればいいなと淡い期待を抱いていましたが、蓋を開けてみると、欠席率や定着率の面で人がそれほど集まりませんでした。そういう意味でも、参加者の満足度を高く保つのは難しいと思いました。
初心者・初級者からは、初心者・初級者だけの練習会を開いてほしい、コーチを招いて初心者・初級者教室を開いてほしい、上級者のメンバーに基礎技術を教えてほしい等の要望がありました。確かに、そういう環境があれば、初心者や初級者でもすぐ上達できそうですね。代表も当初は初級者台を発展させていきたいと考えていましたが、これらの結果を踏まえると、今は現状維持程度、むしろ縮小気味でいいかなと考えています。つまり、『様々なレベルの人が集まる練習場の一角に初級者台を設定する』という現在実践している方法です。
初級者台を用意した結果、初級者台が必要な人は来なくなるし、初級者台が不要な人は結局来るというジレンマに直面しました。結果は上出来とは言えたものではないですが、代表はとても満足しています。なぜなら、初級者台を導入したおかげで、サークルで少数派だったために今までわかっていなかった初心者・初級者層の実態が色々明らかになって、今後のサークル運営にとても役立ちそうだと感じたからです。代表はもう満足したので、これ以上深掘りするつもりはありませんが、卓球に限らず何らかのスポーツで初心者サークルとして上手くいったら、それはそれでとても面白いなーと個人的には思います。
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